はじめてのひとり暮らし
新社会人・進学でひとり暮らしを始める若者も多くいるはずです。家族と離れてひとりで暮らすということは、新しい環境に慣れることと社会のルールを知って責任ある行動が求められます。
ひとり暮らしとはいえ、アパートやマンションは自分だけの空間ではありません。
騒音やゴミ出しなど、集合住宅に住む上でのマナーやルールを守ることが求められます。同じ建物に住む人同士、互いのことを考えて生活することが大切なのです。
「誰からも干渉されずにひとり気ままに自由に暮らせる」そんな夢めいた生活を描きそうですが、ひとり暮らしでは、今まで無頓着だったかもしれない金銭管理は自分でしなければなりません。
たとえば、月々の生活に必要な金額はどのくらいでしょうか。主なものをあげてみると家賃、食費、水道光熱費、交通費、携帯電話などの通信費、娯楽費等々…、いろいろな出費があります。
ひとり暮らしを始めるとさまざまな支出が発生するので、節約しながら収支のバランスを見て計画的なお金の管理が必要となります。
ひとり暮らしをはじめるには、まず賃貸物件探し。部屋を借りる場合には、貸主との間で賃貸借契約を結ばなければなりません。
契約を結ぶと、そこで定められた内容はお互いに守らなければなりません。そのためにも、契約をするときはよく内容を確認することが大事です。
新しい部屋を見つけて契約も終了。賃貸契約がまとまり、実際に生活を始めるにあたって初期費用を念頭に置いて物件探しを行いましょう。
物件によっては同じ広さの部屋でも、地域によってまたは立地条件によって家賃の相場には差があります。
一般に人々が集まる地域や駅周辺は、家賃が高くなります。契約時には、敷金・礼金・諸費用などが加算されることもあり、どの賃貸物件にするかは費用の面でも自分の手持ち資金にみ見合うものを選ばなければなりません。
必要な費用はそれだけではありません。まず、引っ越し代。業者に頼んだ場合、3~10万円くらい。ほかにもテレビや洗濯機、冷蔵庫などにベッドやテーブルなどの最低限の家具。20万円くらいは見ておきましょう。